2005年09月16日

真似してる

新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
soramimi.jpg
この表紙、下の番組の真似したでしょ!
って思ってしまいますが…。

分解して分解して最小単位になった要素を研究し法則を見つけるやり方でわかることは、前世紀にほぼ解明しつくされたと聞きました。

で、サイエンスラボラトリーなる機関の講演に行けば、
科学もシステムとして現象をとらえ、法則を見つける時代だそうです。

複雑系でiモード、生態系でおさいふ携帯を展開するDoCoMo。

ばらばらな個体が、ある条件下でたちどころに秩序を形成する、
水が氷になるというような相転移。
全体活動の80%は20%のアクターによって起こされているという、
80対20の法則。

人間関係のパワーバランスを思考する上でも面白いのです。

ワールド・ワイド・ウェブにも
ネット上のコンピュータを結ぶ物理的配線にも
企業間取引やアライアンスにも
人の消費行動にも
食物連鎖にも
人間の細胞内の分子にも
当てはまるという、ネットワーク理論のお話です。

ontherightcircle at 23:09│Comments(4)TrackBack(0)Photos 

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この記事へのコメント

1. Posted by てつや   2005年10月11日 23:11
ふと、うかんだので・・・
いやー。本を読まない(読めないのか?)私には、ためになる話です。。。
いろんなシステムやネットワークの法則には、形成しているコミュニティを超えて、成立する部分ががあるような気がします。例えば、細胞レベルの話が、生態系レベルや経済レベルの話に応用できる、そんなことですかねえ。
「8:2の法則」なんかは色々ありますよねえ。
2. Posted by Einar   2005年10月11日 23:11
細胞の1つ1つが、相互に作用し、
たとえば人体という全体にコントロールされながら、その全体を作り上げている。

という文の「細胞」を「個人」(または「会社」)に、「人体」を「組織」(または「社会」)に置き換えても成り立つってなことだと思うんですよ。

その細胞の1つ1つはランダムに別の遠くの細胞につながっているのではなく、小集団内で密にリンクが張り巡らされ、小集団内にはハブとよばれ、他の小集団ともよく繋がっている細胞があって、全細胞の数からすると2割にも満たないハブが行う活動が、全体の活動の8割に影響を及ぼすっていうのが、8:2の法則。(かなり意訳してるけどこんな感じかな。)
3. Posted by まのっち   2005年10月11日 23:12
「人体」という物体としての存在だけでなく、
「人の生命」という時空の概念的存在でも、個々の出来事があるとき突然、一定の秩序を持って何かを形成する。
そんな気がしましたよー☆

私の身体でも何かに焦点を当てる時、わずか2割の物質たちが頑張ってその特性を主張しているのかもしれない? 
(ちゃんとEinarさんの解説を理解してない? ま、いっかぁ。。。)
4. Posted by Einar   2005年10月11日 23:13
今日、禅の本を読み終わったのです。
なんか通じるところがありました。
書感はまた今度…。

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